安東

安東(アンドン)は慶尚北道北部の市。14世紀から15世紀ごろに形成された氏族村、安東河回村(アンドンアフェマウル)があり、2010年にはユネスコ世界世界遺産に登録された。曲がりくねる洛東江に囲まれるように位置していることが、河回村の由来である。現在も民家で柳氏が多く住んでいることで知られている。洛東江をせき止めた安東ダムには遊覧船が運航されている。ダムにかけられた月映橋の先には東屋があり、ダムの中央から美しい湖を見渡せる。

安東では内陸であるが、塩サバが有名だ。慶尚北道の漁港で水揚げされたサバを輸送する際に、安東まで運びこみ、傷む直前で塩で味付けをし旨みを出していたという。「偽の祭祀ご飯」という意味のピビンパ、ホッチェサパプも有名だ。食事のために偽の祭祀を行い、そのあとにごちそうを食べた、ということなど由来には諸説あるようだ。安東駅近くの市場内には、鶏の辛蒸し煮のチムタクの店が集まるチムタク通りがある。



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